障害者の転職市場は超売り手!失敗しないおすすめの転職方法を解説

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障害者だと転職活動に苦戦しそう・・・
転職って失敗しそうで怖い・・・
失敗しない方法や手順を知りたいな。
このような疑問にお答えします。
こんにちはmasa3です。
僕は、健常者として働いていましたが、腎臓が悪くなったことで障害者枠で転職しました。
当時は、障害者の転職がはじめてだったので何も分からず怖かったですが、調べたところ実は超売り手市場だったんです。
そこで今回は障害者枠で転職を経験した僕が、障害者の転職市場が超売り手な理由と、失敗しない転職活動の方法を解説していきます。
目次
障害者の転職市場は超売り手

結論、障害者の転職市場は ”超” がつくほどの売り手で、選び放題に近い求人があります。
なぜかというと、日本企業は従業員の2.2%以上の障害者を雇用するように障害者雇用促進法で定められています。
団体別 | 法定雇用率 |
---|---|
民間企業 | 2.2% ※2021年より2.3% |
都道府県等 教育委員会 | 2.4% |
国、地方公共団体 一定の特殊法人 | 2.5% |
もし、事業主が法定雇用率を超えて障害者を雇用すれば、超過1人あたり月額2万7千円を支給してもらえます。
でも、法定雇用率に満たないと、事業主は法定雇用障害者数に不足する障害者1人につき月額5万円の障害者雇用納付金を納付しなければならないのです。
例えば、従業員1000人の企業なら障害者を22人雇う義務があります。
こんな感じです。
でも、2017年の厚生労働省の調査によると障害者雇用率は1%にも満たないので、たくさんの従業員を抱える大企業ほど障害者雇用に積極的になるわけです。
障害者枠の転職がおすすめの理由

僕は一般枠と障害者枠で働いた結果、障害者枠の雇用にとても満足しています。
理由は以下のとおり。
それぞれ詳しく解説していきます。
障害への配慮が手厚い
当たり前ですが、障害者枠で就職すると会社からのサポートが手厚いです。
- 通院のための休み
- 服薬の中抜け
- 業務量の軽減
- 在宅勤務の調整
- 勤務地の固定
- 残業ゼロ
- 時短勤務
僕の場合、通院のための休みと服薬の配慮をしてもらえれば、普通に働くことができたので責任ある仕事も任せてもらえました。
障害がある人でもキャリアアップはできるので、無理して病気を隠すよりも楽に仕事ができます。
障害者は病気とうまく付き合っていかないといけないので、配慮を受けられるのは病気の悪化や最初を防げて、長期就業につながります。
求人のハードルが低い
障害者の求人は、一般枠の求人にくらべて圧倒的にハードルが低いです。
例えば、一般枠の求人では学歴を「専門卒や大卒以上」としている企業が多く、有名企業や大企業ほど優秀な人が集まり競争も激しくなります。
でも、障害者枠の場合、学歴を「高卒」としている企業が多く、優秀な人が集まる大企業でも条件は一緒。
さらに、必要スキルも「必要なし」としている企業ばかりです。
大企業や有名企業に、高卒でスキルなしでも入社できるかもしれないのは、かなりのメリットです。
とはいえ、スキルや資格がなければ給料は低くなってしまうので、その点は注意が必要です。
大手企業は倍率が高くて、優秀な人材が集まるのでなかなか入社するのが難しいです。
でも、スキルや経験があれば収入アップも可能ですし、強豪も少ないので健常者よりも圧倒的に収入を上げやすいわけです。
大手・有名企業に入りやすい
上記のとおり入社ハードルが下がっているうえに、大手企業ほど障害者の人材が必要なので積極的に採用活動をしています。
そのため、大手や有名企業ほど入社しやすいです。
大企業に入社した僕の体感としてメリットとデメリットは以下の感じ。
✅ 社会的信用が高い
✅ 福利厚生が手厚い
✅ 人材育成がすばらしい
✅ 研修・教育制度がすばらしい
✅ 人材も人柄も優秀
☑️ 実力が反映されにくい
☑️ 専門性を磨きにくい
☑️ 汎用性の高いスキルを磨きにくい
☑️ 歯車になりやすい
大企業に勤めるメリットデメリットは、以下の記事で詳しく解説しています。
未経験でも挑戦できる
上記のことからも経験やスキルなしで入社できるので、未経験からの挑戦もしやすいです。
一般の人の場合、30代前半までは未経験でも将来性を期待されてポテンシャル採用をされますが、30代後半になると未経験での転職は難しくなります。
でも、障害者枠の場合、人材が足りていないため40代でも未経験の転職がしやすいです。
僕自身、未経験の業界へ挑戦したことがありますが、大手企業ほど人柄も優秀なので未経験でも親切、丁寧な人が多くて働きやすかったです。
未経験の分野に挑戦してみたいと思っている人にとっては、障害者枠だと飛び込みやすいので安定しながら学んで成長できます。
失敗しないおすすめの転職活動方法

障害者枠の転職が良いとはいえ、社風や従業員が自分のイメージと合わなければ働きづらくて退職・・・、なんてことになりかねません。
例えば、文系の人が体育会系の会社に入ったら、きっと嫌になってしまいますよね。
そこで、ここからは失敗しないための転職活動の方法を解説していきます。
ハローワークを利用
まずは、ハローワークを使って転職活動をします。
方法は簡単。
ハローワークに行って、求人情報をチェックして、気になった求人に応募するという流れです。
ハローワークは求人件数が多くて地元に強いので、地方在住の人にとっては活用することで求人の少なさをカバーできるでしょう。
また、ハロワークでは相談員の人もいますので、面接や履歴書作成といった就職活動対策も無料で実施してくれます。
転職活動に自信がない人や、なにからやればいいのかわからないという方は、まずハローワークで相談してみてください。
合同説明会・転職フェアに参加する
合同説明会や転職フェアは企業が一同に集まって採用活動を行うので、もっとも効率的に企業に出会える場です。
求人情報を見ても会社の雰囲気はわかりにくいですが、転職フェアに参加するとそれぞれ企業の人事担当者がいるので会社の雰囲気も少しわかります。
さらに希望者はその場で面接も受けることができるので、書類選考から一次面接も受けられます。
面接といってもこの段階で志望動機を聞かれるわけではないです。
こんな感じの簡単な面接です。
次の選考に進める場合は連絡します。
という企業もあったので、情報収集だけでなく効率的に転職活動を進めたい人にはおすすめです。
合同説明会は全国各地で定期的に開催されてるので、特に地方在住の方はうまく活用して求人の少なさをカバーしましょう。
ちなみに合同説明会や転職フェアでは、参加条件を達成するとQUOカードがもらえるといったプレゼントもあります。
交通費代わりになるのでかなり助かりますね。
転職エージェントに登録
ハローワークや合同説明会は自分で行動して転職活動をするのに対して、転職エージェントはアドバイザーから求人情報を紹介してもらう方法です。
どうしても自分で行動して企業を探したいという人には向きませんが、希望の求人を紹介してもらいたい人や、なかなか時間が取れない忙しい人にはおすすめです。
僕は転職活動でハローワークや合同説明会も利用しましたが、転職エージェントはアドバイザーが転職のプロとしていろいろな情報を持っているので効率的だったと思います。
希望を伝えれば条件にあった求人を紹介してくれて、企業とのやりとりは全て行ってくれるので在職中に転職活動をした僕にとってはとても助かりました。
利用した転職エージェントは5社ほどですが、なかでも圧倒的に求人数の多い2〜3社に登録すれば十分かと。

・dodaチャレンジ

・【ラルゴ高田馬場】

詳しくは、>>> dodaで障害者転職した僕が感じたメリットデメリットと評判や口コミ【しっかり働きたい人におすすめ】 <<<
>>> アットジーピー(atGP)の口コミ・評判まとめ|利用した僕がメリットデメリットを解説 <<< で解説しています。
会社の評判・口コミを調査
希望に合う求人が見つかったら、会社の評判を調査します。
会社名や給与額だけで会社を選んでも、実際に働いたら内部はブラックだったなんてことを避けるためにも事前調査は大切です。
ここでは4つの調査方法を解説していきます。
会社の評判・口コミサイトを使う
まずはじめは、ネットで会社の評判や口コミサイトを利用して情報収集しましょう。
方法は簡単です。
GoogleやYahooで「会社名 × 評判」と打つだけ。
ただ、検索結果にはいろいろな転職サイトがでてきます。
評判は転職サイトによって違うので、一つに絞って比較しましょう。
個人的には利用登録に少し手間がかかりますが、『転職会議』がいちばん信頼できるかと。
なぜなら、転職会議は元従業員や役員の口コミも圧倒的に多いからです。
もちろん、エンライトハウスやopenworkでも良いのでひとつのサイトで比較するのがおすすめです。
基本的には転職エージェントでは利用者に合いそうな会社をリストアップしてくれます。
とはいえ、1〜2時間の面談で100%理解してもらえるわけじゃないので、どんな会社なのか情報収集することが大切です。
SNSで評判を調査
口コミサイトに登録するのが面倒という人は、SNSを使って評判や口コミをチェックしてみましょう。
口コミの多いSNSといえばTwitterですが、検索画面で以下のキーワードを打ち込んで調べてみましょう。
チェック方法はいろいろありますが、だいたいこんな感じ。
インスタグラムでも企業の評判を書き込んでいる投稿があるので、合わせてチェックしてみると良いかもしれません。
ちなみにハッシュタグ「#」を付けずにこっそり投稿している愚痴なんかも見つけられるので合わせてチェックしてみてください。
一次面接に参加する
ハローワークには中小企業の求人が多いので、そもそも転職会議に口コミが掲載されていないこともあります。
そんな場合は実際に面接で面接官の人柄をうかがいましょう。
面接官の雰囲気が高圧的だったり、否定的だったらちょっと様子を見たほうがいいかもです。
また、面接で自分の印象をよくするために、おおげさに振る舞う人や嘘をつく人がいますが、”転職活動は自分と企業のマッチングの場” です。
仕事への向き合い方や大切にしていることを正直にしっかり伝えたうえでオファーしてくれる会社が本当にマッチしている会社といえます。
残業したくないのに大丈夫と答えたり、コミュニケーションが苦手なのに好きと答えて入社したとしても、結局は自分自身が辛くなって退職することになってしまうかもしれません。
先述のとおり障害者の転職は売り手市場です。
「希望を伝えても入社できる企業は必ずある」と自信を持って行動するのが長期的に仕事を続けることにつながることを理解しましょう。
厚生労働省「労働基準関係法令違反に係る公表事案」を確認
さらに心配な人は、「厚生労働省の労働基準関係法令違反に係る公表事案」も確認してみましょう。
摘発された企業名は公表された日付から1年間は表示され、1年が経過すると自動的に削除されます。
1年経過すれば改善しているという判断のようですが、1年間は掲載されていますので掲載中の企業は注意が必要ですね。
気になる人は、厚生労働省の「労働基準関係法令違反に係る公表事案」を確認してみてください。
もちろん、無料で閲覧できます。
まとめ|マッチングの重要性

今回は障害者にとって転職活動は有利な理由や、失敗しない転職活動の方法について解説してきました。
そもそも、僕が健康だったときは障害者専門の転職市場があることを知らなかったので、障害者になったときにはどうやって生きていこうかと悩みました。
でも、障害者枠で転職活動をしてみたら、超売り手市場だとわかり、転職もうまく行きました。
とはいえ、情報収集をしないまま転職してしまっていたら失敗していたかもしれません。
とくに転職エージェントはアドバイザーに任せっきりになりがちなので、求人票だけでなく自分なりに評判も調べてみましょう。
転職は多い人では10回とも言われていますが、日本の企業数は421万社もあります。
希望にマッチした会社は必ずありますし、長く充実して働ける環境に出会うために、本当に自分に合う会社かどうかしっかり調べてから転職しましょう。
それでは、転職が成功するよう頑張りましょう!^_^
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