dodaで障害者転職した僕が感じたメリットデメリットと評判や口コミ【しっかり働きたい人におすすめ】

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こんにちはmasa3です
転職サイトといえば、dodaは大手転職サイトの中でも有名でご存知の方も多いと思います。
しかし健常者の転職には強いとはいえ、障がい者部門の「dodaチャレンジ」にはちょっと不安を感じていました。
そこで今回は、身体障害者1級の僕が実際に利用して感じた「dodaチャレンジ」のメリットやデメリットを解説していきます。
僕はdodaチャレンジを使って転職活動をして、大手企業から内定をもらい、10年以上安定的に勤務しています。
登録しようかどうか迷っている人はどのサイトに登録するかの参考にしてみてください。
目次
dodaチャレンジとは?障害者転職で利用するメリットを解説

それではさっそく、障害者の大手転職サイトdodaチャレンジを利用するメリットについて見ていきましょう。
そもそもdodaは、パーソルが運営する健康的な人向けの転職サイトの大手として知ってる人も多いと思います。
僕がはじめに障害者になったときは、まさか障害者の求人を扱っているとは知らりませんでした・・・。
利用したのは2度目の転職のときでして、登録したサイトは「DODAチャレンジ」「アットジーピー」「ラルゴ高田馬場」「ウェブ・サーナ」の4社です。
4社も登録したのは、前回転職活動したときに1社しかエージェント登録しなかったところ、会社の選択肢が少なかったから。
内訳はこのような感じです。
【結論】しっかり働きたい人にはおすすめ
僕は結局、dodaチャレンジで紹介してもらった企業に転職することになりました。
結論は、案件が多くて希望の働き方が見つけられたからです。
dodaは、一般の人向け(障害者以外)の大手転職サイトとして、一般の求人も扱っています。
障害に合わせた仕事を限ったものから、やる気に応じて正社員登用、総合職として第一線で働きたい方むけの求人まで幅広い案件がありました。
しかし、どちらかというと仕事をしっかり頑張りたい人向けのエージェントという印象があります。
ちなみにdodaチャレンジを利用する前は、アットジーピーとウェブサーナに登録して転職活動しました。
実は、アットジーピーとウェブサーナを利用した転職は大失敗でして、1年足らずで退職することになってしまいました。
原因は、僕自身にあるので詳しくは別記事で紹介します。
障害者手帳がなくても登録可能
ここからは、dodaチャレンジを使って良かった点を紹介していきます。
まずdodaチャレンジは「障害者手帳」がなくても登録が可能でした。
障害者になったばかりだと障害者手帳が手元に無くて、転職活動をはじめられないケースがあります。
しかし、dodaチャレンジの場合『障害者手帳の申請書控え』があれば登録ができたので、手帳が手元に届く前に登録して活動を進められるのはとても助かりました。
電話・メールの対応が早い
登録したエージェントの中で、dodaチャレンジからの連絡がいちばん早く来ました。
競合が多い転職業界で大手でい続けるdodaの営業力はスピーディですね。
ただ、ガツガツ営業されるのが苦手な人にはちょっと不向きかもしれませんが、個人的には話がどんどん進むので個人で活動するときとは比べ物にならないくらい決まるまでが早かったです。
ちなみに僕はオフィスまで行き、面談をしてもらっていましたが、最近は新型コロナウィルスの影響で、Web面談も行っているようです。
障害者にとっては移動がストレスになることも多いので、Web面談で対応できるのは助かりますね。
何よりも、交通費もかからず時間も無駄にならないのは大きいです。
ハイキャリア求人もある
僕が今まで障害者の転職エージェントを利用してきて感じたのは、
どれも年収が低い・・・
ということです。
高くても300万円台、400万円以上の求人がガクッと減るイメージでした。
ちなみに平成30年に国税庁が行った「民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均年収は「441万円」です。
障害者の求人は100万円も低い!!
できることは限られたとしても、健常者以上のスキルを持ってることだってあるのに、「障害者」ってくくりだけで同じ企業でも、これだけ年収に差があるのはおかしいと感じていました。
その点、dodaチャレンジはハイクラス求人があって、しっかり働きたい人向けに年収1000万円近いものもありました!
dodaは一般の転職をメインに行っているので掲載企業も幅広く、障害があっても活躍したい人向けにも求人があるのはやる気が上がります。
障がいに寄り添った対応をしてくれる
dodaチャレンジは「身体障がい」「精神障がい」「発達障がい」と障がいによって対応してくれる人がいます。
僕の場合は、身体障がい者なので専任の30代くらいの女性の方が対応してくれました。
模擬面接を行ってくれたときに「こういうところを聞かれる」とか「こういうところを大事にしてる」と的確なアドバイスをくれたり、面接前に電話してくれたりとサポートをしっかりしてくれたのは安心感がありましたね。
ちなみに面談では障がいによって「できること・できないこと」や、発症までの経緯などしっかりヒアリングされます。
一般の求職者に比べて、障害者の場合は企業も障害について理解しておく必要があるので、この辺りはどのエージェントで面談しても同じでした。
エージェントとしても就職してもらうからには、長く働いてもらいたいので企業にも情報をしっかり伝える必要がありますからね。
僕の場合、体の障害がはっきりしているので、問題なくなんでも話すことができましたが、精神障害をお持ちの方には少し辛いことがあるかもしれません。
もしも辛いと感じるなら、もう少し療養した方が良いサインかもしれません。
セミナーを多く開催してる
DODAチャレンジのホームページを見ると、毎週セミナーの予定が組まれています。
セミナーは精神障害の方向けのものが多く、サポートの手厚さをうかがうことができます。
中には大手企業との合同面接会も開催されています。
合同面接では、同期入社の人ができるので安心感につながりますし、不安なことを相談できるメリットもあります。
面談でドリンクを出してくれる
面談は個室で担当の方とお話しました。
個室は車椅子でもゆとりのあるくらい広い落ち着いたスペースで、机の上にドリンクメニューがあって飲みたいものを選んで飲みながら面談ができました。
小さいことですが、飲みたいものを選べるのは、カフェでお話をしているような感覚になるので、緊張がほぐれて本音で話すことができた気がします。
他のエージェントに行ったときは、冷たいお茶か温かいお茶くらいしか選べなかったですし、マンションの一室や、ビル地下の窓のない一室で面談するエージェントもあったので、さすがdodaは資金力があると感じました。
就労移行支援サービスもある
dodaでは「ミラトレ」や「Nuero Dive」といった就労移行支援サービスも行っています。
すぐに転職するのも良いですが、利用者の9割以上が無料で利用できるサービスなので、手に職をつけてたい人にはおすすめです。
dodaチャレンジで障害者転職するデメリット

dodaチャレンジを利用するにあたって、メリットばかりではなかったのが正直ところです。
そこでdodaチャレンジを使って感じたデメリットも確認していきましょう。
年収が下がりやすい
総合職に比べて、障害者採用の場合は収入が下がりやすいです。
これは、dodaチャレンジに限らずどのエージェントを使っても同じでしたが、できることに制限がかかるからでしょうか。
総合職に比べて、50〜100万円程度は下がるイメージです。
こればっかりはどうしようもないので、自分の能力を最大限発揮できる仕事を選んで収入を上げるか自分の能力を上げるしか方法はないかと思います。
そもそも、働く業界選びで年収はほぼ決まるので、年収を上げたいなら年収の高い業界を選んで働くのが正解。
つまり基本年収が高い業界を選ぶことが重要ですね。
障害によって紹介案件がない
2018年から精神障害のある人の雇用義務化が始まり、ほぼゼロに近い就職率だった精神障害者の就職者数は2020年に8万人に迫っています。
とはいえ、心の障害は目に見えにくいので、企業としても安定的に働いてもらえる身体障害者に求人が偏ってしまう傾向にあるようです。
そこで、狙うべきは病気が発症しないリラックスして働ける環境を選ぶことでして、そのひとつがプログラミングといったエンジニア職。
エンジニア職のメリットといえばこんなところです。
人との関わりを減らして、自宅で仕事ができるうえに収入まで高くなり、個人で稼げるスキルを身につけられるので、るので、学んでみる価値はあると思います。
エンジニアに限らずスキルを身につけるのは大切ですが、プログラミングスクールは障害者割引をしているので、コスパは最強ですね。
ちなみにプログラミングスクールはこの辺りが、障害者に優しいです。
全員がマッチするわけじゃない
転職して10年経って感じたのは、dodaチャレンジを使って転職するには「全員がマッチしてるわけじゃない」という印象でした。
僕の場合、キャリアアップしたいという向上心があったので、dodaチャレンジに掲載している企業とマッチングしました。
しかし、楽な仕事をしたいとか、楽に働きたいという人には不向きかもしれません。
実際に転職エージェントは、キャリアアップするためのところです。
企業は内定を出したら、エージェントへ契約金を支払います。
つまり、エージェントを人材紹介のプロとして利用しているので、エージェントが適当な人を紹介して、企業に損害を与えてしまったら、信用がなくなり取引さえも無くなってしまうことになります。
そのため、案件が紹介できないという非情な結果になってしまうこともあるんだと思います。
ブランクが長い・職歴がないと案件がない
dodaチャレンジを利用した人には、ブランクが長く15年仕事をしてないという人や、職歴が無いという人の多くが紹介を断られていました。
ぶっちゃけ、職歴が無いと企業もどのくらい仕事ができるのか判断できないので採用するにもできないのではないかと思います。
そんな場合は、まず資格やスキルを身につけて企業が欲しがる人材になれば、そんなに難しい問題じゃなくなると思います。
自分で勝手に応募できない
dodaチャレンジは求人へ応募する場合、担当のアドバイザーを通して応募する必要があります。
掲載されている求人案件が魅力的でも、サイトへ登録したうえで担当してくれるアドバイザーへ応募をお願いする必要があるんですね。
掲載されてる求人の条件や働く環境が自分に合ってるかわからないですし、そもそも非公開求人が90%以上だというので登録した方が選択肢が広がりますし、料金もかからないので登録しても損はないですからね。
dodaチャレンジの口コミや評判

僕の場合、dodaチャレンジで転職活動を順調にできましたが、他の障害の方はどうでしょうか?
dodaチャレンジの口コミや評判についてもご紹介していきます。
評判を見ていくと、障害の内容や資格、職歴によって転職が厳しい人もいるのが現状のようです。
どうしても、エージェントに案件のない人は、ハードルの低い働き方で少し実績を積むしかなさそうですね。
続いてdodaチャレンジ利用者の声も紹介していきます。
<50代 視覚・下肢障害 身体(4級)>
引用:https://doda.jp/challenge/report/user/009.html
転職を考え始めた時、ハローワークにも行きましたが、障害者雇用の情報はほとんどありませんでした。そこで、インターネットで「障害者 雇用」で検索をし、情報収集をしたところ、検索結果の上位に表示されたのが、障害者専門のエージェント数社で、それがきっかけでdodaチャレンジに登録しました。
キャリアアドバイザーのきめ細やかな対応と支援体制は、群を抜いて素晴らしいものでしたね。どこから手をつけたら良いかわからないことも多かったのですが、キャリアアドバイザーが親身になって話を聴いてくれたので、安心して活動することができました。
私が転職で希望したことは、2つありました。
1つは、働きやすい環境であること。働きやすい環境とは、人それぞれ違うものだと思いますが、私が大事にしていた点は、障害のあるなしに関わらず、社員がチャレンジできる風土を持つ会社かどうかです。
2つ目は、待遇面です。今後、十数年働く上で、安心できる待遇、制度があることは、これまで以上により良い人生にしていくために大事な条件でした。
私が希望した条件はこの2点でしたが、キャリアアドバイザーは、これまでの私の職務経歴や志向性などを考慮した求人を紹介してくれました。私に「最適な求人」を紹介してくれましたね。自分一人で転職活動をしていたら、現職の会社には出会えなかっただろうと思います。
<20代 知的障害 知的(4級)>
引用:https://doda.jp/challenge/report/user/008.html
dodaチャレンジは母に勧められ登録し、はじめてカウンセリングを受けに行ったときは、すごく緊張していました。アドバイザーの方は、親身になって話をよく聴いてくれたので緊張がほぐれ、パソコンが得意だと話すと、その場でパソコンを使わせてくれました。私のパソコンスキルを理解しようとしてくれたことが嬉しかったですね。このアドバイザーなら信頼できると思って安心することができました。
転職活動の1ヶ月半の間、だんだん焦りが出て、本当に働ける場所はあるのか、見つかるのかとたまらなく不安に陥ることがありました。早く入社できるなら、パソコンを使う仕事でなくてもいい、とまで考えていた私に、アドバイザーの方は、「Iさんの将来を考えたら、得意なパソコンを使う仕事がいい」とはっきり言ってくれたんです。心強かったし、その言葉を信じられたからこそ、今の私があると思うと、感謝の気持ちでいっぱいです。
<30代 うつ病 精神>
引用:https://doda.jp/challenge/report/user/016.html
私はうつ病を発症後、2度の転職をしました。1度目の転職では、ある転職エージェントで紹介いただいた一般採用枠の学習塾講師の仕事に就きました。残業少なめで土日休みという条件に魅力を感じ入社したのですが、1ヶ月も経たないうちに、出社できる状態ではなくなり、入社2ヶ月目に退職してしまいました。実は、学習塾の内定受諾時には複数のエージェントに登録していて、この時、dodaチャレンジのキャリアアドバイザーに、「Nさんにはもっと適職があるから、よく考えた方が良い」とアドバイスを頂いていたんです。
具体的には、夜の勤務時間帯が多いことや、生徒さん一人ひとりに寄り添った対応が求められる仕事内容が、うつ病の特性にはマッチングしない可能性があること、私の数的処理能力を活かしたデスクワークが合っている、という内容でした。そのアドバイスを受け入れておけば良かったと後悔しましたね。そして、2度目の転職では、書類添削、面接対策など転職活動の根本的な部分の見直しから、dodaチャレンジにお世話になりました。
担当のキャリアアドバイザーが最初に言ってくれたのは、「安心して長くはたらける職場を見つけましょう」でした。とても勇気づけられ、頼りになる方だと思いました。私が、提示した条件は、年収、正社員もしくは正社員登用のある契約社員、大企業であることの3つ。その条件を受け止めてくれ、「焦らずにやっていきましょう」と寄り添ってくれました。
最初はなかなか書類選考すら通過せず、不安もありました。年収条件を下げた方がいいかと相談したところ、アドバイザーは「妥協しないでやりましょう」と励ましてくれ、その1ヶ月後くらいから、書類選考が通過し面接依頼がくるようになってきました。
面接では、緊張する私に「面接はお互いを見る場ですから、Nさんもその企業が自分に合うかどうか見たらいいですよ」と落ち着かせてくれました。結果、希望条件通りの会社に内定することができ、支払業務担当者として入社してもうすぐ1年ですが、安心してのびのびとはたらくことができています。しかも、うつ病の薬の量が減っているんですよね。精神的に安定できる職場に出会えたのも、アドバイザーの支えがあったからなのでとても感謝しています。
dodaチャレンジの実績からすると、精神障害、発達障害の方も転職に成功されてる人は多そうな印象です。
ただ、多少なりとも経験やスキルを持っている人の成功例が目立つので、より良い条件を求めるならこちらも資格やスキル武装は最低限必要ですね。
実際にプログラミング言語の勉強をしていることが認められて、未経験でも内定もらっている人もいたので、行動は大事かと。
幸いなことに障害者の場合、就労移行支援サービスを受けられるのでそこからスタートしてスキル武装してから転職活動するのもありですね。
障害者として働いて物足りないならdodaチャレンジはおすすめ

今回は、dodaチャレンジを使って大手企業へ年収アップで転職した僕が感じたメリットデメリットをまとめてみました。
dodaチャレンジは、「自分のキャリアを生かして転職したい」「もっと向上したい」といったやる気のある人に特に向いているエージェントだと思います。
やる気をくみ取って、企業へもおすすめしてくれる印象でした。
なので、もしも案件がない場合は、まず就労移行支援サービスを利用したりスクールに通うなどして、戦力になる武器を持つことが先決だと思います。
せっかくなら1日の1/3の時間も使う仕事を楽しんでできるようにしたいですね。
それでは、今日も最後までご覧いただきましてありがとうございます( ̄▽ ̄)
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